2016.10.9(日)
効能・泉質温泉は飲用での効能もあるんです!
温泉は飲んでもいいの?
温泉水を飲む行為は、古くからヨーロッパで健康法のひとつとして盛んに行われていたそうです。
日本ではあまり温泉水を飲む文化はないようですが、温泉水を調査した上で飲んでもよいという
許可が下りた温泉だけは飲泉用の温泉水を提供できるようになっています。
飲用許可証の掲示を義務づけてありますので確認されてから飲用されるといいですね。
温泉水を飲むことによる効果
温泉水は地層に浸み込むことでさまざまなミネラルを含んでおり、そのミネラルを多く含んだ温泉水は
入浴して肌から成分を吸収するよりも、直接飲んだ方が効果があると言われています。
泉質によって味や色味、効果も異なります。
七水木温泉郷の泉質ナトリウム・炭酸水素塩泉(重曹泉)の効能
慢性胃炎・慢性消化器病・痛風・肝臓病に良いとされています。
また、吸入やうがいで利用することにより、気管支炎にも良いとされています。
温泉水を飲む際の注意点
飲む場所
飲泉設備以外の場所で飲むのは衛生面の観点からNGです。
またペットボトル等に入れて持ち帰るのは、成分の効果が落ちる場合があるため、
飲泉設備から出てくる温泉水をそのまますぐに飲むのが効果的だと言われています。
飲む量
1回あたりの飲泉量は、100~200ml程度が目安です。
飲みすぎると食欲低下や胃腸を痛める可能性があります。
飲むタイミング
温泉水を飲むタイミングは効能によって違い、
塩化物泉・二酸化炭素泉・炭酸水素塩泉(重曹泉)などは、早朝空腹時と夕食前に飲むのがよいと言われています。
飲むのを控えた方がいい症状
- 高血圧や腎疾患の人
- むくみがある
温泉水は湧き出るものなので、衛生面から飲泉設備以外は利用しないこと、上述した症状が出ている時は控えるなどの注意を払った上で飲むようにしましょう。
温泉ソムリエマスター☆ 荒木