2016.2.18(木)
効能・泉質温泉選びのポイントになる泉質の種類と効能まとめ9選
みなさんは、温泉に入るときに「泉質」や「効能」は気にしますか?
意外に知らずに入っているのではないでしょうか?温泉選びも「景色」や「料理」「価格」などで決めているのではないでしょうか?
しかし、温泉の「効能」によっては、肌トラブルなどを起こしてしまうこともあります。
そこで、代表的な効能を挙げてみました。
その温泉がどのような成分でできているのか、その成分が身体にとってどのような効能をもたらすのかといった性質を知ることは、温泉選びの際のポイントとなりますのでぜひ参考にしてみてください。
日本にはどれくらいの泉質があるのか?
温泉法による泉質分類は、全部で9種類あります。
そして、それらは単純泉・硫酸塩泉・鉄泉(含鉄泉)・硫黄泉・酸性泉・放射能泉・塩化物泉・二酸化炭素泉(炭酸泉)・炭酸水素塩泉の9つとなります。
9種類すべてに共通していえることは、鉱物の作用による温熱効果があるということです。
ここでは、それぞれの泉質の特徴について、ご紹介します。
単純泉
「単純泉」は、日本で一番多い泉質となります。温泉の入門編としてもおすすめの成分であり、肌への刺激が少なく、効能もさまざまなので、幅広く利用されています。
硫酸塩泉
「硫酸塩泉」は、別名「脳卒中の湯」「傷の湯」とも呼ばれるものであり、さまざまな効能を期待することができます。飲むと苦味のあるお湯となります。
鉄泉
「鉄泉」は、赤色・黄色・赤茶色など、鉄分を多く含んでいます。
湧き出した時は無色透明なのですが、空気に触れると変色します。保温効果が高く、飲用すると鉄分を補給することができます。
硫黄泉
「硫黄泉」は、さまざまな病気に対して効能がある、療養泉として知られています。特有の卵が腐ったようなにおいがし、血管を拡張させる作用があります。ニキビや吹き出物にも有効です。
酸性泉
「酸性泉」は、海外ではあまり見られない、日本独自の泉質となります。殺菌力が非常に強く、肌にしみる強い刺激がありますので、肌の弱い人には向きません。慢性的な皮膚病の治療に用いられています。
放射能泉
「放射能泉」は、効能の多さゆえに「万病の湯」と称されています。微量の放射能は、人体に良い影響を与えることが実証されています。ラドン温泉とも呼ばれています。
塩化物泉
「塩化物泉」は塩分を含んでおり、無色透明の湯です。塩分が体に付着することにより、汗の蒸発を防いでくれます。また、湯冷めをしにくい事から「熱の湯」とも呼ばれています。
二酸化炭素泉
「二酸化炭素泉」は、泡が身体に付着して、シュワシュワする感覚を楽しむことができます。ラムネの湯・泡の湯と呼ばれることもあり、血管の拡張が促進されますので血圧が下がります。
炭酸水素塩泉
最後に「炭酸水素塩泉」は、特に女性には嬉しい「美肌の湯」「美人の湯」と呼ばれる泉質となります。無色透明のお湯で、肌をなめらかにする効果があります。
美肌の湯に関しては、以前こちらの記事を書きましたのでぜひ参考にしてみてください。
【参考記事】:お肌スベスベ!?美容に効く温泉の三大美人泉質とは?
まとめ
いかがでしたか?
一言で「温泉」といっても様々な泉質と効能がありますよね。
「神経痛」や「美肌」など人によって気になるところや悩んでいることも違います。
そんなときは、体調に合わせて「泉質や効能」をポイントに温泉選びをしてみてはいかがでしょうか?
それでは。